
店名の由来「手島」について
店主の林亮平は幼いころから毎年夏に本家のある手島を訪れていました。
手島は香川県丸亀市に属する丸亀港からフェリーで約1時間のところに位置する島です。鎌倉時代からの長い歴史があり、戦後の全盛期は700~800人住んでいましたが、現在の島民はわずか14名で高齢化が進んだ限界集落です。
私たちは誰もが郷愁を感じる原風景が瀬戸内海にあると感じています。
女将の林紗里は8年間の北欧暮らしの経験から、日常を離れて自然の中で自分に向き合うことができる、非日常の空間にこそ真の贅沢な時間があると学びました。手島は商店も信号機も外灯もない故に、太古から流れる時間に身をゆだねることができる場所なのです。
歴史ある手島を存続させたい。手島の魅力を島外の人、日本人だけでなく日本を訪れる外国人へも伝えたい。という思いを形するのが私たちの夢です。
瀬戸内海の「てしま」というと有名な「豊島」を連想される方が多く、これまで何度となく「有名な豊かな島のてしまではなく、手の島と書く小さくて何もないてしまなんです」と説明してきたこと、手仕事を大事にしたいという思いから「てのしま」という名前を選びました。

私たちの株式会社てしま企画ではレストラン・カフェのコンサルティングや食にかかわるイベントのプロデュース、レシピ開発も承っております。お気軽にお問合せください。
店主(株式会社てしま企画 代表)
林 亮平
1976年香川県丸亀市生まれ、岡山県玉野市育ち。立命館大学卒業後、2001年株式会社菊の井に入社し、老舗料亭『菊乃井』の主人・村田吉弘氏に師事。20以上の国や地域で和食を普及するためのイベントに携わった。2018年『てのしま』開業。京都で習得した日本料理の技法、海外で磨いた知見と感性をもって郷土“せとうち”と向き合い、自らのルーツ:香川県“手島(てしま)”を目指している。日本料理アカデミー正会員、食文化ルネッサンスメンバー、Chefs For The Blueメンバー。
女将(株式会社てしま企画 専務)
林 紗里
1978年東京生まれ京都育ち、私立自由学園で学ぶ。映画評論家のアシスタントを経てグラフィックデザインの道に進む。2001年より2007年まで株式会社良品計画にてWeb事業部の立ち上げ、ネットコミュニティーの企画・運営に携わる。2007年よりフィンランド在住、海外移住をきっかけに和食に興味を持ち、ヘルシンキ調理師学校ペルホで料理を学んだ後、国内外でのレストラン経験を経て、フィンランドにて2014年より2015年まで日本食レストランを経営。2015年帰国後は「按田餃子」「ヒトテマ」などで働きながら、国内外でポップアップイベントを行ってきた。二児の母。
特別顧問
吉田文二
丸亀手島自治会長。消防団員、民生委員も兼任する。店主の叔父であり、てのしまの手島振興プロジェクトのよき理解者。


